病気の原因が不明で、完治させるための治療法がない病気と付き合っていかねばならないということは、さまざまな点で患者の負担は大きいです。クローン病も、原因が不明で治療法の存在しない病気の一つです。症状を抑えた寛解期をいかに長く持続させるかということが現在の治療のポイントであり、寛解期を持続させるために、長期間にわたって薬物治療や食事制限が課されます。
ずっと治療を続けなければならない生活というのは、患者に金銭的にも、精神的にも大きな負担を与えます。金銭的な負担に関しては、現在クローン病は厚生労働省の認定した特定疾患に含まれているため、所得額に応じて公費による援助を受けることができます。しかし、長期間の闘病生活による精神的な負担は、健常者には計り知れないものでしょう。
クローン病など、症状が外見に出にくい病気で、認知度がそれほど高くない病気、しかも死亡率が大きく下がるわけでもない病気となると、軽視してしまいがちですが、大きな負担があるということを理解しておくことが患者の方への助けにもなります。
クローン病とは